休みが少ないのもナースの悩み

休みが少ないのもナースの悩み


ナースの悩みは休みが少ないこと

ここでは、ナースの悩みのひとつとなっている休日についての現状を紹介します。

休みが少ないのもナースの悩み

ナースの仕事は非常にハードだということは、誰しも知っている事実でしょう。ですが、本当の大変さは実際に看護師として働いた人にしか分からないと思います。残業や夜勤が多いから大変なのだろう、と思われることが多いですが、その他にも休みが少ないということがナースの大きな悩みとなっているのです。
ナース不足ということもあって、なかなか休みが取れない現状で、一般的な会社員が完全週休2日が当たり前となってきている現代においてナースは4週6休、4週7休というところが多いのです。なかには『完全4週8休制』という求人情報も見られますが、それでも一般会社員の休みには遠く及ばないというのはご存知でしょうか?
会社員の場合の完全週休2日はほとんどが土日休み。そしてそれだけでなく、国民の休日も休みとなります。当然看護師は不定期の休日の上、祝日もまったく関係ありません。さらに会社の創立記念日、有給、年末年始やお盆の休みも加えるとさらに大きな差が出ます。

☆会社員とナースの休日の違い

    • 会社員
    • 看護師
    • 体制
    • 週休2日制
    • 4週8休制
    • 曜日
    • 土・日
    • 不定期
    • 休日数
    • 104日
    • 104日
    • 祝日
    • 15日
    • なし
    • 5~10日
    • なし
    • 4週8休制
    • 年間休日数
    • 120~130日
    • 104日

看護師には休日も重要

休日が少ない上に、土日も休みかどうかわからないとなると、友達と遊ぶことも恋人とデートすることもできなくなります。独身ナースにとっては、恋人と過ごす時間がない上に夜勤や残業で合コンにも出かけられない、という悩みがあるのですが、子供がいるナースの悩みはもっと深刻です。
子供や旦那さんが休みの日、家族で旅行へと思っても連続休暇が取れない、子供の学芸会や運動会にもなかなか参加ができないとなると何のために働いているのかわからなくなってしまいます。これがナースの仕事だ、と割り切っている人もいますが、多くの人は休みが理由で転職・離職をしてしまうのです。ただ、転職するにしても、条件をしっかり見極めないと同じ結果になりかねませんので転職先の病院の求人情報をしっかり確認しましょう。

☆休みを重視した就職先を探すポイント

診療所やクリニック

小規模な診療所やクリニックで入院設備のないところなら、土日祝日、お盆、年末年始も休みが取れる可能性大

保健所や一般企業

ナースの就職先としては保健所や一般企業の医務室勤務もあります。そういった施設なら会社員同様の休みが取れます

有給消化率の高い病院

有給休暇は必ずあるのですが、なかなか取れない現状にあります。有給消化率の高い病院なら、毎週でなくても旅行や子供の運動会などのイベント時だけ有給休暇をとるということができます。

年間休暇120日以上の病院

4週8休でも年間を通して休みが多いとは限りません。年間通してどれだけの休みが取れるのかをチェックするといいでしょう。

はぐみんデーの取り組みに積極的な病院を

愛知県では子育てを応援する事業として『はぐみんデー』を設置。病院によっては、はぐみんデーの取り組みに積極的なところもあります。有効活用してみてはいかがでしょうか。