有給休暇消化率90%超の八千代病院
ここでは、看護師の有給休暇消化率が高く、その他の休暇に対する制度も整っている八千代病院について紹介します。
子育てと病院での業務を両立させる看護師にとって、子供と一緒にいる時間が少ない、というのが悩みとなっています。就学前ならまだいいですが、小学校に入学してしまうと、平日学校に行っている子供と土日祝日かかわらず勤務になってしまう看護師とではすれ違いになってしまうことも多々あります。そのため、土日祝日が休診日という診療所などに転職をする看護師も少なくありません。ただ、土日祝日完全休み、夜勤もなしとなると、高収入と言われている看護師であっても、一般のOLと変わらない給料になってしまいます。
高い給料をもらいたい、というのであれば、子供の運動会や学芸会、または病気などの時にだけ有給休暇を取得するようにするといいかもしれません。ですが、現実問題として、ただでさえ休みが少ない看護師が、自由に有給休暇を取得できるとは限りません。むしろ有給休暇は消化せずになくなってしまうという人の方がはるかに多いのです。
病院によっては、有給休暇を消化できる環境を整えている病院もあります。
愛知県で有給休暇消化率が高い病院としては社会医療法人財団親和会八千代病院があります。一般的な病院勤務の有給消化率が50%前後なのに対し、八千代病院の有給休暇消化率は実に90%以上にも上ります。
【八千代病院の各種休暇に関する現状】
八千代病院は、有給休暇消化率が高いだけではありません。八千代病院では、結婚、出産、育児、介護など、ぞれぞれのワークステージの変化により、産休、育休など各種休暇もしっかり取れる環境が整備されています。
☆八千代病院の休暇制度
1、短時間勤務制度
3歳に満たない子を養育している看護師が希望すれば、短時間勤務制度を設けるという制度。短時間勤務とは1日の労働時間を原則として6時間。このため、子供が学校に行っている間だけの勤務が可能です。
2、フレックスタイム制度
一定勤務時間であれば、いつでも出退社できる制度。育児をしていると、子供の調子によって出勤が遅れたり、逆に早く退社しなければいけないケースも出てきます。そんなケースにも対応できます。
3、所定外労働を制限する制度
3歳に満たない子を養育しており、申し出をした看護師は、所定労働時間を超えた労働は制限できるという制度。残業が多い病院でも定時に帰宅することができます。
※八千代病院は、一般事業主計画の届け出を次世代育成支援対策推進法を元に愛知県労働局と連携し作成しています。
《取り組み内容》
- 法に基づく育児休業制度の実施
- 平成24年7月現在、15名の職員が産休・育休を取得中
- 職員の子供を対象とした保育所を運営(看護師寮に併設)
《目標》
- 院内保育施設の運営充実
- 地域小学生~高校生への職業体験機会の提供